卒業論文詳細

学科教育文化学科 ゼミ教員名沖田 行司 年度2012年度
タイトル相撲と教育
内容 相撲は日本の国技であるといわれている。しかし、現在少子化や、さらには角界での相次ぐ不祥事や問題で、相撲人気はどんどんなくなってきている。相撲の歴史は長く神代から始まり、時代の変化にも負けずに多くの人の支援によって廃絶することなく今日まで生き残ってきた。明治期に、今のような大相撲とアマチュア相撲という二つの異なる組織が運営するスポーツに分かれていった。世界中をみても相撲に似た競技があり、外国人の占める大相撲の関取衆の割合の増加したり、国際相撲連盟の発足により外国で相撲はブームとなっている。国技相撲は、世界のスポーツ〝SUMO〟になりつつある。そして、本年度平成二四年から中学校体育で武道が必修化となり、相撲はその選択肢の一つとなった。相撲を選択している学校数は全国どの都道府県を見ても少ない。長い歴史をもつ相撲は、学校体育の授業で取り扱うのに最も適した武道種目であることを明らかにしたい。この卒業論文が、相撲道発展に少しでも繋がれば幸いである。
講評 毎年、卒業論文の時期が待ち遠しい。なぜなら、論文の作成を通して、初めて学生と向き合うことが出来るからである。毎年のことながら、学生は最初はレポートと卒業論文との区別が明確ではなかったが、本格的に取り組む過程で、隠された才能を余すことなく発揮するようになった。
 前日の夜遅く神戸の出張先から研究室に戻り、遅れている学生と付き合ったこともいい思い出である。「もう少し時間があったらいい論文になったのに」という言葉を聞くだけで、論文指導は成功したと実感した。みんなよく頑張った。

キーワード1 相撲
キーワード2 スポーツ
キーワード3 教育
キーワード4
キーワード5