| 学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 伊藤 高史 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 共感と消費~映画『ジョーカー』(2019)における映像表現とメディア受容の構造~ | ||||
| 内容 | 映画は観客の感情や価値観に強い影響を与える表現媒体であり、近年では悪役キャラクターへの共感が社会的議論を呼んでいる。中でも映画『ジョーカー』(2019)は、暴力的な行動を取る主人公に対して多くの共感が寄せられた作品である。本論文では、観客がジョーカーという悪のキャラクターに共感してしまう理由を、映像表現の観点から検証した。具体的には、演技・カメラワーク・音楽の三要素に着目し、主人公アーサー/ジョーカーの内面や社会的孤立がどのように表現されているのかを分析した。その結果、「笑い」や「ダンス」の演技、揺れのある撮影やクローズアップ、低音を基調とした音楽が彼の不安定な精神状態を強調し、観客の理解と共感を形成していることが明らかとなった。さらに、SNSやレビューサイトの分析から、本作は共感と反感を同時に生み出し、社会状況や観客の価値観を反映しながら受容される作品であることが示唆された。 |
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| 講評 | 『ジョーカー』というひとつの映画作品に絞って、観客がいかに悪人的なキャラクターに共感するのか、という点を分析してくれました。ジョーカーはバットマンシリーズの悪役として知られ、作品によって描かれ方もことなりますが、『ジョーカー』という作品におけるジョーカーの描き方の固有性を説得的に記述してくれて、読み応えのある卒論となりました。 |
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| キーワード1 | 映画 |
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| キーワード2 | ジョーカー |
| キーワード3 | 共感 |
| キーワード4 | SNS |
| キーワード5 | 悪役 |