卒業論文詳細

学科メディア学科 ゼミ教員名伊藤 高史 年度2025年度
タイトル配信者・歌い手のアイドル的活動がファン行動に与える影響
内容 本研究は、配信者・歌い手が展開する「アイドル売り」が、ファンの行動・心理・経済的支出に与える影響を明らかにすることを目的とした。先行研究の整理を通じて、現代のアイドル文化を「親密性」「物語性」「心理的所有感」を軸とする関係性の文化として捉え、これを配信者・歌い手文化に適用した。オンラインアンケート調査(有効回答170件)の分析から、多くのファンが配信者・歌い手にアイドル的要素を感じ、投げ銭やグッズ購入などの経済的支出を行っていることが確認された。また、従来のアイドルファン経験を持つ層が「距離の近さ」を理由に配信者文化へ移行している実態も示された。感情構造においては、強い恋愛感情よりも応援・特別視・育成意識が重視され、パーソナリティの開示や双方向的交流が応援継続意向を高めていた。一方で、親密性の高さは炎上や対立といったリスクも内包しており、持続可能なファン文化には適切な距離感とルール形成が重要であることが示唆された。
講評 配信番組に着目して、そこでの「アイドル売り」が、ファンの行動に与える影響などを分析していただきました。オンラインアンケートによる実証分析を行っていただいたため、説得力のある議論が展開できていたと思います。
キーワード1 アイドル売り
キーワード2 配信者・歌い手
キーワード3 ファン文化
キーワード4 心理的所有感
キーワード5 双方向性