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日本における二大テーマパークである東京ディズニーリゾートとユニバーサル・スタジオ・ジャパン。前者の強みはディズニーの世界観の演出力である。それらの演出は「ディズニー作品の世界」という一貫したテーマ性が生み出しているものであり、隅々まで抜け目なく演出されている。後者の強みは多様なIPの活用である。日本を代表する様々な作品とのコラボレーションを通して多様な層のゲストの集客を可能にしている。また、ビジネス的強さも特徴の一つである。
これら二つのパークの最も大きな共通点はテーマパークの存在意義とも言える「非日常」の演出に長けている点である。対して相違点は大きく三つに分類され、「一貫性の東京ディズニーリゾートvs多様性のユニバーサル・スタジオ・ジャパン」、「受動的な東京ディズニーリゾートvs自発的なユニバーサル・スタジオ・ジャパン」、「ビジネス色弱めな東京ディズニーリゾートvsビジネス色強めなユニバーサル・スタジオ・ジャパン」という三点が相違点として見られた。現代の日本社会におけるテーマパークの存在意義は「非日常」を提供する娯楽施設としての役割を果たすことにある一方で、近年の物価の高騰やデジタル化の推進によって、万人に娯楽を提供し続けることが難しくなっている点が今後の課題であると考えた。 |