卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名野村 裕美 年度2025年度
タイトル子どもと良好な関係を築くために(親子)
内容 本論文は,過干渉・過保護・ネグレクト等の問題ある養育行動が,子どもの愛着形成,承認欲求,感情のコントロール,対人関係,精神的自律に及ぼす影響を検討し,非行少年の背景要因としての親子関係の歪みに着目した.先行研究の整理を通して,家庭は子どもにとっての「安全基地」であると同時に,親自身も孤立や生育歴,貧困等の困難を抱える支援対象であることを明らかにした.今後は,親子双方への心理・社会的ケアを軸に,学校・地域・福祉機関が連携した早期支援体制を構築し,教員を含む周囲の大人が子どものSOSを受け止めることで,非行の予防と良好な親子関係の形成を支える包括的支援の在り方を提示した.
講評 筆者が卒論研究で得た成果を「親の養育行動の背景にあるもの」への理解が深まったと述べている。親の責任論が社会では取り上げられる風潮の中で、親自身の成育歴や孤立、経済的困難、心理的負担という複合的な要因が存在していることにたどり着き、親も当事者として、関係への支援の重要性に気づいた点にある。筆者は、この論文では文献研究のみとなったとしているが、社会構造的な視点の重要性においては、北海道家庭学校の文献研究などを丁寧に行った成果だと考える。教育実践が、支援の入り口となるように、結論付けることができた。
キーワード1 養育行動
キーワード2 非行少年
キーワード3 支援
キーワード4 良好な親子関係
キーワード5