| 学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 野村 裕美 | 年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| タイトル | 摂食障害と痩身価値の形成 〜女性美の歴史的変遷とメディアの影響に関する考察〜 | ||||
| 内容 | 本稿では ,現代における摂食障害について ,疾患の定義と現状を確認し ,女性美の歴史的変遷および ,メディアの影響を多角的に検討する.まず ,摂食障害が個人の意思や努力でだけでは解決できない ,社会的 ,文化的要因を含む疾患であることを確認する.次に ,江戸時代から続く痩身思考が現在の痩身思考の基盤であり ,無意識的に細いほどよいという痩せ思考が形成されてきたことを示す.さらに ,メディアやダイエット産業が ,痩身を成功や魅力として発信し ,痩せプレッシャーを強めている点についても検討する.最後に ,回復プロセスにおいて ,身体的治療だけではなく痩身価値観への批判的な視点や自己価値の再構築 ,社会の繋がりが回復において重要であり ,ANとBN で異なる課題があることも確認する.総じて ,本稿は摂食障害が個人の問題では無い社会かだいであるとともに ,メディアの影響力を再確認するものである. |
|---|
| 講評 | 自分と同世代の若者の美への価値変遷を丁寧に調べ上げ、美しくありたい願望が、時に社会で生きていくことを困難にさせていく社会問題に着眼した。特に、現代的課題である摂食障害の発生のプロセスや要因等を先行文献調査から考察し、メディアの悪影響だけでなく、若者が回復していく可能性と回復の意義を述べることができた。「回復」を論じたことにより、それは自己責任論ではいいつくすことはできず、社会の課題であることを共有するという意味で重要な論理展開ができたと考える。 |
|---|
| キーワード1 | 摂食障害 |
|---|---|
| キーワード2 | 神経性無食欲症(AN) |
| キーワード3 | 神経性無食欲症(BN) |
| キーワード4 | 痩せ思考 |
| キーワード5 |