| 学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 野村 裕美 | 年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| タイトル | 成年後見制度の運用実態とその課題 - 制度改正を踏まえて- | ||||
| 内容 | 日本社会では少子高齢化の進行に伴い ,高齢者や障害者の権利を守る制度整備が進められてきた.その一環として2000年に導入された成年後見制度は ,判断能力が不十分な人を支援し ,財産管理や身上監護を通じて権利を保護することを目的としている.しかし ,運用の現場では後見人による不正や本人・家族の意思を無視した決定などの問題が報告され ,制度への不信感が募っている.また ,利用開始のハードルの高さや「保護」重視の姿勢が ,本人の自己決定や自己表現などを妨げているとの批判もある.本人の意思を適切に把握する難しさも指摘される中で ,成年後見制度の役割と限界を検討し ,「利用者が尊厳を持って暮らせる」ことと「権利擁護」の両立を重視した制度の今後の在り方を考察する. |
|---|
| 講評 | 制度自体が内包する、本人保護と自己決定の機会のはく奪という矛盾点に着目し、どこまで本人保護が可能となるのかの視点から、成年後見制度の理念と実際について調べ上げた。着目した矛盾点については、制度自体の柔軟化で実現できることも論じながら、任意後見制度や市民後見制度など、複数の権利擁護の制度の連携が進むことでさらに矛盾の解消が望めるのではないか、という論旨を展開した。「法改正」は出発点にすぎず、法の運用において、社会福祉専門領域のさらなる貢献が必要であると述べ、鋭い論理の展開をすることができた。 |
|---|
| キーワード1 | 成年後見人制度 |
|---|---|
| キーワード2 | 意思決定支援 |
| キーワード3 | 権利擁護 |
| キーワード4 | |
| キーワード5 |