| 学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 野村 裕美 | 年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| タイトル | アメリカにおける医療保険制度の構造と医療格差の分析 | ||||
| 内容 | アメリカの医療保険制度は ,公的保険と民間保険が混在する構造で運営されており ,日本のような全国民に対する義務加入制度は存在しない.そのため ,保険未加入者の割合は依然として高く ,近年においても全体の約9〜10% ,すなわち2 ,500万人前後が無保険状態にあるとされる.とりわけ ,低所得層 ,移民 ,非市民権者といった社会的弱者層においては未加入率が顕著に高く ,結果として医療アクセスにおいて深刻な格差が生じている.本研究は ,アメリカの主要な医療保険制度—すなわちメディケア ,メディケイド ,民間医療保険 ,ならびに医療保険制度改革(ACA)—の構造と運用実態を概観した上で ,統計データおよび具体的事例に基づき ,医療保障における格差の実態を明らかにすることを目的とする.今後の政策的課題および改善に向けた示唆を導き出すものである. |
|---|
| 講評 | 著者は日本とアメリカに留学経験がある。その経験において、国民健康保険への加入、また、アメリカの留学生保険の加入が投げかけた「何らかの事情で医療保険への加入ができない、あるいは高額な医療費を支払うことが困難である」人々に着目し、社会構造が格差をうむ経過をまとめ上げた。本論では、特に、アメリカの社会保険制度の先行文献を洗い出し、保険加入における脆弱な層を調べ上げた。また、このような現状を打破するために登場したオバマケアの制度設計と成果について論じた。格差の影響を大きく受ける不法滞在者や無保険車などの低所得者層へのケアを視点にこだわり研究した点は秀逸である。 |
|---|
| キーワード1 | 民間医療保険 |
|---|---|
| キーワード2 | 公的医療保険 |
| キーワード3 | 医療格差 |
| キーワード4 | メディケイト |
| キーワード5 | メディケア |