| 学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 廣野 俊輔 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 出生前診断陽性時の中絶率を減少させるために | ||||
| 内容 | 本論文は、日本における出生前診断、特にNIPTに着目し、陽性判定時に中絶が選択される背景と、その中絶率を減少させるための支援・制度の在り方を検討した。まず出生前診断の種類と歴史、優生保護法から母体保護法への変遷、障害者運動・女性運動による「命の選別」批判を整理した。次にNIPTの特徴、実施件数の推移、受検者の特徴、遺伝カウンセリングや認定外施設の問題点を確認し、高精度・非侵襲という利点の一方で障害者差別や偏見の助長といった懸念を示した。さらに中絶件数と法的枠組み、中絶を選ぶ背景としての子育ての不安定さや障害児育児の経済的負担、支援制度の不足、「障害児育児には家族の犠牲が伴う」というイメージを明らかにした。以上をふまえ、診断前の情報提供と遺伝カウンセリング、診断後の心理社会的支援、障害児・家族を支える福祉制度と社会基盤の整備という三層の取り組みが重要であると結論づける。 |
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| 講評 | 非常に深刻なテーマを選定し、早くからさまざまな文献に当たり、自分なりの見解を展開することに成功している。ぜひ参考にしてほしい。 |
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| キーワード1 | 出生前診断 |
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| キーワード2 | NIPT |
| キーワード3 | 中絶 |
| キーワード4 | 遺伝カウンセリング |
| キーワード5 |