学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 沖田 行司 | 年度 | 2012年度 |
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タイトル | 古代における日本の異文化交流に関する研究-東アジア諸国からの文化受容に着目して- |
内容 | 本論は、古代における東アジア諸国との文化交流を通して、日本が先進文化を受容し、国家発展と文化形成を行ってきたことに着目する。特に奈良時代から平安時代初期にかけての時期に焦点を当て、第一章では、高句麗・百済・新羅といった朝鮮諸国から文化が伝わってきたことを政治的な背景と絡めて考察した。第二章では、遣隋使・遣唐使の一員として海を渡った留学者に着目し、隋・唐からの文化受容について記した。仏教や儒教、漢語をはじめ、特に日本に大きな影響を与えた文化やそれらを学習する人々を支えた教育制度にも言及し、古代において、日本が飛躍的に独自文化の発展を遂げた要素として、人間の「学び」の重要性を示した。また、当時は後進国であった日本が東アジア諸国に倣い、それを日本に活かしてきた文化受容は、単なる文化の模倣や文物の持ち込みにより成し遂げられたものではなく、必ず人間の「学び」とそれを支える教育が必要であった。 |
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講評 | 毎年、卒業論文の時期が待ち遠しい。なぜなら、論文の作成を通して、初めて学生と向き合うことが出来るからである。毎年のことながら、学生は最初はレポートと卒業論文との区別が明確ではなかったが、本格的に取り組む過程で、隠された才能を余すことなく発揮するようになった。 前日の夜遅く神戸の出張先から研究室に戻り、遅れている学生と付き合ったこともいい思い出である。「もう少し時間があったらいい論文になったのに」という言葉を聞くだけで、論文指導は成功したと実感した。みんなよく頑張った。 |
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キーワード1 | 古代 |
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キーワード2 | 異文化 |
キーワード3 | 東アジア |
キーワード4 | |
キーワード5 |