卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名廣野 俊輔 年度2025年度
タイトル出生順位ときょうだい構成がもたらす心理社会的影響―福祉的支援の視点から―
内容  本研究は、出生順位およびきょうだい構成が個人の心理社会的特性や対人関係にどのような影響を及ぼすのかを明らかにすることを目的とした。先行研究の整理を通して、出生順位が家庭内での役割意識や自己認識の形成に関与する可能性を確認し、アンケート調査を実施した。その結果、出生順位による明確な差異は限定的であった一方、長子を中心に「期待に応えようとする意識」や「自己抑制的傾向」がみられ、全体として他者や周囲の状況を強く意識する傾向が確認された。これらから、出生順位やきょうだい関係は過去の経験にとどまらず、現在の対人関係や自己理解にも影響を与え続ける要因であることが示された。福祉的支援においては、親子関係のみならず、家庭内で担ってきた役割やきょうだい間の力動にも着目し、その人がどのような立場で生きてきたのかを丁寧に捉える視点が重要である。
講評 自らの経験、文献、アンケートで得た知見をバランスよく検討されている。計画的な執筆、教員へのコメントの求め方、他のゼミ生によい影響を与えてくれたことも評価したい。
キーワード1 きょうだい構成
キーワード2 出生順位
キーワード3 心理的特性
キーワード4 対人関係
キーワード5 福祉的支援