| 学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 小野セレスタ 摩耶 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 「発達障害や知的障害のグレーゾーンにある保護観察対象者への適切な処遇方法についての考察」 | ||||
| 内容 | 本研究では、発達障害や知的障害のグレーゾーンにある保護観察対象者の担当経験がある4名の保護司にインタビュー調査を行い、保護司活動における困難さと課題を把握し、その解決策について検討した。その結果、保護司が抱える困難の要因となる保護観察対象者の要素として、「発達障害や知的障害を有するもしくはそのグレーゾーンにあること」「家庭環境」「家庭以外の環境」「個別の状況」が示された。これらによる困難の解決には、対象者のアセスメント情報が保護司に十分に共有される体制の整備や、保護司が発達障害や知的障害を有する人との関わりにおける知識と技術を獲得する機会の充実、また、対象者への交友関係や余暇活動への支援や、対象者の特性や背景に対する配慮がある環境とのつながりを、保護観察期間中に設定するための体制の構築の重要性が示された。加えて、保護司面接の対象者への効果と保護司のやりがいについても明らかになった。 |
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| 講評 | 発達障害や知的障害のいわゆるグレーゾーンといわれる累犯者への、社会に出る際、あるいは社会に出てからの支援が不足しているのではないか、という明確な問題意識に基づき、本研究では保護司に対して支援の困難さや課題を把握することを目的に、インタビュー調査を行った。さまざまな事例の語りの中から、家庭環境やそれ以外の環境要因など、目的からぶれることなく分析し、考察できた点は高く評価できる。また文章も明快でわかりやすく、論点が明確な点も評価できる。筆者の持つ問題意識の解決策を見出す上での基礎的な研究となったといえる。 |
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| キーワード1 | 発達障害 |
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| キーワード2 | 知的障害 |
| キーワード3 | グレーゾーン |
| キーワード4 | 保護観察 |
| キーワード5 | 保護司 |