卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名小山 隆 年度2025年度
タイトル終末期の選択と自己決定
内容 終末期医療における患者の自己決定の在り方について、終末期医療における患者の自己決定の在り方について、日本の現状と課題を中心に検討することを目的とした。まず、ターミナルケアの概念を整理し、終末期における治療選択は生命の維持だけでなく、患者の尊厳や生き方そのものに深く関わる問題であることを示した。次に、尊厳死や安楽死が一定の条件下で合法化されている諸外国の制度を取り上げ、法的枠組みの整備によって患者の意思がどのように尊重されているかを検討した。患者本人の意思が確認できない場合には家族の判断に委ねられることが多く、結果として患者の本来の希望と異なる医療が行われる可能性も指摘できる。以上を踏まえ、終末期における自己決定を実質的に保障するためには、法制度の検討に加え、アドバンス・ケア・プランニングの普及や、医療者と患者・家族との継続的な対話を通じた意思共有の重要性を社会全体で認識していく必要があると結論づけた。
講評 終末期における生き方、自己決定のあり方について論じた研究である。その選択肢としてターミナルケアと安楽死について取り上げて詳しく論じている。その上で、ターミナルケアを「医療の終点」としてではなく「生を支えるケアの一形態」としてとらえることの必要性と、安楽死をそのこと自体の是非として論じるよりは、苦痛への対応や不十分なケアの不足への不安など終末期医療全体の課題としてとらえるべきであることなどを指摘している。
キーワード1 終末期
キーワード2 ターミナルケア
キーワード3 安楽死
キーワード4
キーワード5