卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名小山 隆 年度2025年度
タイトル今後の非行少年に対する支援策の方向性について ──「不良行為少年」に焦点を当てて──
内容 本論文は、非行少年、とりわけ法の狭間に位置する「不良行為少年」に対する福祉支援の現状を把握し、その改善に向けた新たな方向性を提示することを目的とした。現代の少年非行の背景には、虐待や貧困、学校不適応による深刻な「社会的孤立」が存在する。現状の支援体制を分析した上で、本論文では、支援策について以下の三つの方向性を提言した。第一に、「アウトリーチの制度化」である。援助希求能力の低い少年に対し、物理的・オンライン的空間双方へ能動的に働きかける仕組みを公的に確立する。第二に、「官民連携による重層的支援」である。行政のリソースと民間の専門性を融合させ、切れ目のない支援網を構築する。第三に、「地域社会における関係性の再構築」である。地域住民が「ナナメの関係」となり、多様な居場所と役割を提供することで、少年を社会的に包摂する。 以上の三点が、本論文が指し示す、非行少年に対する福祉支援の更なる充実に向けた新たな施策の方向性である。
講評 少年非行に焦点を当てた研究である。現行の福祉対策について紹介・分析したうえで、本人なりの今後に向けての提言を行っている。アウトリーチ、公民連携、地域社会における居場所を、それぞれ強化していこうという試みは、了解性が高いものである。
キーワード1 不良行為少年
キーワード2 社会的孤立
キーワード3 アウトリーチ
キーワード4 官民連携
キーワード5 関係性の再構築