| 学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 空閑 浩人 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 児童虐待と心的外傷後成長(PTG) -回復のプロセスにおける支援の可能性- | ||||
| 内容 | 本論文では、児童虐待が子どもの心理的発達に及ぼす影響を整理した上で、心的外傷後成長(Posttraumatic Growth:PTG)の理論を被虐待児支援に応用する可能性について検討した。PTGは、トラウマ体験後に生じる成長的変化を示す概念であるが、被虐待児の場合、成長は即時的に表れるものではなく、支援関係の中で徐々に萌芽すると考えられる。本研究では、母子生活支援施設における実習事例を基に、被虐待児が示す行動をトラウマ反応として捉え、安全の確保と信頼関係の形成を基盤に認知の再構成が進む過程を分析した。さらに、トラウマインフォームドケアやナラティブ・アプローチの有効性を検討し、PTGを「結果」ではなく「過程」として捉える支援モデルを提示した。本研究は、被虐待児が傷を抱えながらも生きる力を育む支援の在り方に示唆を与えるものである。 |
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| 講評 | 本論文は、「心的外傷後成長」という理論を用いた被虐待児童への支援に関する論考である。たとえ癒やされることのない傷であっても「それらを抱えたままで生きる力」の獲得という考え方と支援の可能性が示される。そこにあるのは人間への限りない愛と信頼である。 |
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| キーワード1 | 児童虐待 |
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| キーワード2 | 心的外傷後成長(PTG) |
| キーワード3 | 社会的擁護 |
| キーワード4 | 伴走型 |
| キーワード5 | 自立支援 |