卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名郭 芳 年度2025年度
タイトル高齢者犯罪の背景にある福祉的課題に関する考察 ~再犯防止には何が必要なのか~
内容 本論文では、高齢者犯罪の背景にある福祉的要因に関して考察した。その上で、その要因に対応する取り組みの提案を行い、高齢者犯罪の未然防止及び再発防止に資することを目的とした。現代日本社会における著しい高齢化の進行は、介護や社会保障費の増大等の問題に留まらない。高齢期に誰もが直面しうる諸課題が、時として社会の規範に反する行為へとつながる可能性が示唆されている現代である。本論文では、犯罪発生要因を、高齢期特有のリスクである「社会的要因」と「身体的要因」の2点から論じた。また、それらに対応する施策として、「本人の状態改善」と「周辺環境の整備」の2視点から検討を行った。結論として、高齢期の犯罪未然防止及び再犯防止を図るためには、多様な機関の連携とともに、社会全体の理解と支援への参画が不可欠であり、本論文は、それらが実現される将来社会への展望を示した研究である。
講評 本論文は、高齢者犯罪を個人の逸脱行為としてではなく、高齢期に特有の福祉的リスクから捉え直した点に意義がある。社会的要因と身体的要因の二側面から整理し、本人支援と環境整備を組み合わせて論じた構成は分かりやすい。高齢者犯罪の予防を社会全体の課題として位置づけた点が評価できる。
キーワード1 高齢者犯罪
キーワード2 社会的要因
キーワード3 身体的要因
キーワード4 状態改善
キーワード5 周辺環境整備