卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名郭 芳 年度2025年度
タイトル認知症支援の現状と課題から考える今後の展望
内容  本研究は、日本における認知症支援の現状と課題を明らかにし、今後の支援のあり方を検討することを目的とした。高齢化の進行に伴い認知症有病者は増加しており、医療・介護のみならず、地域社会全体での支援体制構築が求められている。オレンジプラン、新オレンジプラン、認知症基本法といった制度の分析から、地域生活重視や当事者視点の重要性が強調されてきた一方、社会的認知度の低さや現場実装の不十分さといった課題が明らかとなった。さらに、自治体(姫路市)および民間団体(ジャパンファーマシー)の事例分析を通じ、地域に根差した支援の有効性と、人材・財源確保の難しさが示された。加えて、認知症の人と家族の会の活動から、当事者・家族による支援と政策提言の意義が確認された。以上を踏まえ、今後は制度の周知徹底、当事者参画を支える仕組みづくり、行政と民間の連携強化による持続可能な認知症支援体制の構築が必要である。
講評 本論文は、認知症に関する法制度と民間・地域の支援実践を体系的に整理し、制度・理論・実践の三側面から総合的に分析している点が高く評価できる。特に、認知症基本法やオレンジプランを踏まえた制度分析と、具体的事例を結びつけて考察している点は説得力がある。今後は、提言部分において分析結果との対応関係をさらに明確にすることで、実践的意義が一層高まると考えられる。
キーワード1 認知症支援
キーワード2 家族支援
キーワード3 当事者参画
キーワード4 当事者団体
キーワード5 共生社会