| 学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 郭 芳 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 「尊厳ある人生を送るためのACP」―“人生会議”をめぐる社会的課題と多世代へのアプローチ― | ||||
| 内容 | 本論文は、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)が終末期医療の準備にとどまらず、個人の価値観を確認し、自分らしい生を支える対話のプロセスである点に注目し、その社会的意義と普及の課題を多角的に検討した。現代日本では、単身世帯の増加や家族機能の弱体化により、本人の意思が確認できないまま治療方針が決定される事例が増加しており、ACPの必要性は高まっている。しかし、法的枠組みの曖昧さ、死を語ることへの文化的抵抗、さらには医療現場の人員不足などがその普及を阻んでいる。また、従来の高齢者中心の取り組みだけでなく、若年層に向けたACPの実践は、自己理解の深化やレジリエンスの向上に寄与する点で重要である。教育現場やデジタルメディア、対話型コミュニティなど、多様な場での啓発がその普及の鍵となる。最終的に、本論文は、ACPを「よりよく生きるための対話」と再定義し、制度・文化・実践を横断した支援体制を整える重要性を示した。 |
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| 講評 | 本論文は、ACPを終末期医療の手段に限定せず、「よりよく生きるための対話」として再定義した点に評価できる。家族形態の変化や社会的背景を踏まえ、制度・文化・実践を横断的に整理した構成は説得力があり、ACPの社会的意義を明確に示している。とくに若年層への展開可能性に言及した点は新規性があり、今後の普及を考える上で重要な視点を提示している。 |
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| キーワード1 | ACP |
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| キーワード2 | 若者 |
| キーワード3 | 普及 |
| キーワード4 | 実践 |
| キーワード5 | アドバンス・ ケア・ プランニング |