| 学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 郭 芳 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 実効性のある少子化対策とは -若年層の不安と意識に着目して- | ||||
| 内容 | 本研究は、若年層の不安と意識に着目し、実効性のある少子化対策の在り方を検討することを目的としている。日本では少子化が長期的に進行しているが、従来の施策は制度の充実に偏っており、当事者である若年層の心理的側面へのアプローチが十分とは言えない。そこで本研究では、国立社会保障・人口問題研究所の「第16回出生動向基本調査」等の統計資料を用いて、若年層の雇用不安、将来への経済的不確実性、育児と仕事の両立への懸念などの実態を整理した。その上で、既存政策との対応関係を検討し、若年層が感じる障壁が政策にどの程度反映されているかを分析した。分析の結果、若年層の不安は制度的支援の不足よりも、情報の不足や将来像の描きにくさといった心理的要因が大きいことが示唆された。これらを踏まえ、本研究は若年層の不安に寄り添い、ライフコースの見通しを持てる環境整備が今後の少子化対策に不可欠であると結論付けた。 |
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| 講評 | 本研究は、少子化対策を若年層の心理的側面から捉え直し、従来施策の課題を明確にした。統計資料を用いて雇用不安や将来不安の実態を整理し、政策とのズレを検討した分析は説得力がある。人口減少し続ける日本社会にとっては、制度整備に加え、将来像を描ける環境づくりの重要性を示した点に、本研究の意義が認められる。 |
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| キーワード1 | 少子化対策の 実効性 |
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| キーワード2 | 若年層の不安 |
| キーワード3 | 結婚・出産意識 |
| キーワード4 | 欧米モデル |
| キーワード5 | 文化的要因 |