| 学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 郭 芳 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | 境界性パーソナリティ障害患者の非自殺性自傷行為の動機:心理背景と行動パターンの分析 | ||||
| 内容 | 本研究は、境界性パーソナリティ障害(BPD)患者における非自殺性自傷行為(NSSI)の動機および心理的背景を明らかにすることを目的とした。BPD患者4名を対象に半構造化インタビューを実施し、質的分析を行った。分析の結果、全員が過食・絶食など外部から気づかれにくいNSSIを経験しており、一部には切傷や殴打も確認された。NSSIの契機として、無視、拒絶、対人葛藤、失敗経験など否定的情動を喚起する出来事が共通していた。動機には感情調整、自己罰、感情麻痺の代替、他者への非言語的サインといった複数の心理的機能が認められた。NSSI後には一時的安堵感と後悔が生じる循環的過程が示され、BPD患者に対する感情調整支援の重要性が示唆された。 |
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| 講評 | 本論文は、境界性パーソナリティ障害患者の非自殺性自傷行為について、当事者へのインタビューを通じて心理的背景を多面的に捉えようとする意欲的な研究である。一方で、調査対象数の限界や分析枠組みの整理については、今後さらなる検討が求められる。先行研究との比較や理論的位置づけを明確にすることで、研究の意義がより一層高まると考えられる。 |
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| キーワード1 | 境界性パーソナリティ障害 |
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| キーワード2 | 非自殺性自傷行為 |
| キーワード3 | 感情調整機能 |
| キーワード4 | 自己罰・否定的自己概念 |
| キーワード5 | 対人関係 |