| 学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 立木 茂雄 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | ⼥性仮⾯ライダーと⼥性の社会進出 〜⼥性の社会進出が「仮⾯ライダーシリーズ」に与える影響〜 | ||||
| 内容 | 本研究は、⽇本における⼥性の社会進出と特撮作品「仮⾯ライダーシリーズ」における⼥性仮⾯ライダーの登場傾向との関連を分析した。2000年以降の全作品を対象に、⼥性ライダー数と社会進出指標(⼥性管理職⽐率・⼥性議員⽐率)を⽐較した結果、⼥性管理職⽐率と味⽅⼥性ライダー数には強い相関(相関係数0.773)が確認された。特に管理職⽐率が20%を超えた令和期には、⼥性が2号・3号ライダーなど主要ポジションを担う事例が増加し、単なる登場数の増加から役割の質的変化へと移⾏していることが⽰唆された。⼀⽅、⼥性議員⽐率との関連は弱く、因果関係の断定は困難である。今後は質的分析や国際⽐較、要因の検討を通じ、メディア表象と社会構造の相互作⽤を解明する必要がある。 |
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| 講評 | 本論文は、日本における女性の社会進出と特撮作品「仮面ライダーシリーズ」における女性仮面ライダーの登場傾向との関連を、計量的に検証した意欲的な研究です。本論文は、「仮面ライダーを社会学したい」という強い問題意識を起点に、2000年以降の全作品を対象として、ヒーロー・ヒロインの出現をジェンダーの視点から体系的に整理しました。そのうえで、女性ライダー数と女性管理職比率・女性議員比率といった社会進出指標を比較し、特に女性管理職比率と味方女性ライダー数との間に強い正の相関関係があることを実証しています。管理職比率が20%を超えた令和期において、女性ライダーが主要な役割を担う事例が増加している点を指摘したことは、単なる登場数の増減ではなく、メディア表象の質的変化に着目した重要な成果です。一方で、女性議員比率との関連が弱い点についても慎重に解釈しており、分析姿勢の誠実さがうかがえます。娯楽作品への情熱を、データに基づく説得力のある社会学的研究へと昇華させた点で、高く評価できる卒業論文です。 |
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| キーワード1 | 仮⾯ライダー |
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| キーワード2 | ⼥性の社会進出 |
| キーワード3 | ⼥性管理職 |
| キーワード4 | |
| キーワード5 |