| 学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 森 千香子・木戸 衛一 | 年度 | 2025年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| タイトル | 日本におけるクラシックバレエ離れの背景と実態 | ||||
| 内容 | 本研究では、近年の⽇本におけるバレエ⼈⼝の減少に着⽬し、バレエ離れの背景と実態を明らかにすることを⽬的とする。「なぜ⽇本ではバレエから⼈が離れているのか」という問いを軸に、学校外教育におけるバレエの位置付けと学習者層の変化について、先⾏研究をもとに分析を⾏った。分析の結果、⼦どものバレエ学習者は減少傾向にある⼀⽅で、中⾼年層のバレエ参加は増加していることが明らかとなった。すなわち、「バレエ離れ」とは単なる⼈⼝の減少ではなく、バレエに関わる年齢層の移⾏を伴う現象であることが分かった。また、年齢層の変化に伴い、バレエの捉え⽅も変化しており、幼少期においてはコンクール等を通じた専⾨的な⾝体訓練やプロ育成を志向する教育として位置付けられる⼀⽅で、中⾼年層にとっては、憧れの実現や⾃⼰表現、芸術性を備えたエクササイズとして親しまれている。⼀⽅で、幼少期からの専⾨的な学習には、費⽤や家庭環境といった⽂化資本の影響が依然として⼤きく、プロの領域では制度的課題が残されている。本研究により、「バレエ離れ」とは、バレエの社会的な役割や価値の変化によってもたらされた現象であることを明らかにした。 |
|---|
| 講評 | 日本においてクラシックバレエ人口が近年減少しているという仮説をたて、それを先行研究と既存のデータにもとづいて検証した。その結果、子どもの学習人口が減少する一方、中高年層のバレエ人口の増加などが確認された。準備不足で、予定していた聞き取り調査を実施できなかったことが悔やまれるが、バレエから本当に人びとは離れているのだろうか、そもそも「バレエをする」ということ自体がなにを意味しているのか、という新たな問いが開けてきたことは評価したい。 |
|---|
| キーワード1 | クラシックバレエ |
|---|---|
| キーワード2 | 文化資本 |
| キーワード3 | 習いごと |
| キーワード4 | |
| キーワード5 |