学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 金子 邦秀 | 年度 | 2012年度 |
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タイトル | 交通教育の課題と解決へ向けて―モビリティ・マネジメント教育を社会科カリキュラムに導入する意義― |
内容 | 日本における交通教育は、現状では「交通安全教育」という狭義に偏っているという問題点が指摘できる。その上で、これからは環境や福祉、生活、まちづくりなどの分野と結びついた総合的アプローチである「交通・環境学習」が必要である。そこで、それらに応えてくれる交通・環境教育の実践として「モビリティ・マネジメント(MM)教育」を取り上げた。MM教育とは、よりよい社会のために一人ひとりがどのような移動を行うべきなのかを考えさせる教育である。MM教育ではジレンマを把握する力とモビリティをマネジメントする力を育む。この二つの力は、公民的資質・シティズンシップを構成する要素であり、公民的資質の育成を目標とする社会科にMM教育は導入可能と考えられる。MM教育はまだ新しい考え方であるため、実践研究も少ない。今後は土木関係者と教育関係者、双方の立場から実践・研究していくことが望まれる。 |
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講評 | 例年、学校教育に関するオーソドックスなテーマが多い中で、モビリティマネジメント教育やリコーナの教育論など、学校教育文化ゼミに広がりをもたせてくれるテーマが目立った。同時に、NIE教育やキャリア教育といったまさに学校の「今」をテーマにした卒論もみられた。概して、取り組みの早かった人はかなりのレベルに達していた。しかし、取り組みが遅かったり、テーマの絞り込み、また資料の収集でいささか課題を残す卒論もあった。 |
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キーワード1 | モビリティ・マネジメント教育 |
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