| 学科 | 社会学科 | ゼミ教員名 | 藤本 昌代 | 年度 | 2025年度 |
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| タイトル | スターバックスコーヒーにおける組織文化と凝集性の関係 -スターバックス西大寺駅前店へのインタビューを通じて- | ||||
| 内容 | 近年、働き方や職場への価値観は多様化している。その中で、サービス業においては業務の忙しさや人手不足が深刻化し、離職率の高さが大きな課題として指摘されている。しかし、そのような状況下において、スターバックスコーヒーは例外的である。特別に高待遇であるわけでもなく、業務内容も決して容易ではないにもかかわらず、多くの従業員が長期的に働き続けている。そこで本稿では、スターバックスコーヒーにおける職場の在り方に着目し、その背景にある要因を「組織文化」と「凝集性」の観点から明らかにすることを目的とする。そこで、西大寺駅前店を対象に参与観察およびインタビュー調査を行い、理念や価値観を明示的に共有する仕組みと、日々の実践を通じて引き継がれる文化が、いかにしてパートナー間の凝集性を形成・強化しているのかを分析した。その結果、自由に意見を出し合える風土と相互に支え合う関係性が、役割を超えた協働を生み出し、現場で共有・更新される「スターバックスらしさ」を形成していた。それが、パートナーの働きがいや定着意識を高める重要な要因として機能していることが明らかとなった。 |
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| 講評 | 本稿は、一般的な時給であるのにもかかわらず、アルバイト学生が長期勤続することが多いスターバックスでの就業がどのように働きがい、組織の凝集性を高めているのかを調べた研究である。調査では学生がアルバイトをしている店舗で、リーダーシップ、フォロワーシップ、組織の経営理念の伝播、規範の共有のしくみ等について半構造化インタビューを行っている。同社では短期スパンでのアルバイトを含む従業員の評価が行われ、店長から従業員への目配りが行き届くしくみとなっていることが明らかにされている。また、いくつもの従業員評価軸が設けられ、誰にも評価される機会が与えられること、店長からの目配りだけでなく、従業員相互で関心が高まるしくみ等により、モチベーション、集団凝集性を高めていること、これらにより、従業員が顧客、同僚との良好な情緒的人間関係が維持しやすい職場であること、それらが就業継続性、モチベーションの維持につながることが明らかにされている。本研究は先行研究からの枠組みと事例分析の結果について考察でしっかり議論するとさらに深い論考になったと思われる。 |
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| キーワード1 | 組織文化 |
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| キーワード2 | 凝集性 |
| キーワード3 | スターバックスらしさ |
| キーワード4 | |
| キーワード5 |