学科	メディア学科	ゼミ教員名	伊藤　高史	年度	2024年度
タイトル	セル画アニメーションが持つ魅力と価値に関する検証～現在のアニメーションとの比較調査～

内容	本研究は、セルアニメとデジタルアニメを比較し、セルアニメの価値と可能性を提唱することを目的としている。三つのアニメ作品を対象にアンケート調査と市場調査を行い、視聴者の意見や市場データを分析した。アンケート調査では、視聴者が旧作のセルアニメと新作のデジタルアニメを見比べ、その違いや魅力を回答した。市場調査では、新作・旧作の平均視聴率や円盤の売り上げを調べた。結果、セルアニメは技術的に劣る部分があるものの、視聴者から高く評価され、特有の味わい深さが支持されていることが分かった。三作品すべてで旧作の市場価値が新作を上回り、ノスタルジーを呼び起こす文化財としての側面が強調された。また、デジタル作品の技術面の評価や、セルとデジタルの双方を高く評価する意見も集まった。研究を通じて、セルアニメの文化的価値や技術的進化の理解、多様な表現方法の尊重を示した。

講評	日本では根強い人気のあるセルアニメの魅力について、論じてくれました。単なる感想文になってしまうのではないか、あるいは、先行資料の要約に終始してしまうのでないかと案じておりましたが、アンケート調査を実施して、独自性を発揮してくれました。

キーワード1	アニメーション
キーワード2	セルアニメ
キーワード3	デジタルアニメ
キーワード4	市場調査
キーワード5	アンケート調査