学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 伊藤 高史 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 物語における「男装する女性」の考察—ジェンダー観の進化とその影響— |
内容 | 本稿は、物語における「男装する女性」モチーフが、LGBTQ+概念やポリティカル・コレクトネスの普及によってどのように変化してきたかを分析するものである。中世では、男装は「圧倒的な美」と「未成熟な身体」を持つ女性が男性の特権を得るための手段として描かれ、戦後の漫画作品もその延長上でありながら、さらに「結婚=女性の幸せ」という価値観や男性依存的な女性像を強調していた。しかし、現代ではジェンダーレス化が進み、男装の動機が多様化。社会的制度や物語の都合だけでなく、トラウマからの自己防衛や自己表現の一環として描く作品が増えた。加えて、男性に依存せず自立する女性像も描かれるようになりつつある。しかし、女性的な美への執着やルッキズムといった課題は依然残り、多様性を謳う作品でさえも外見至上主義の克服には至っていない。結論として、男装の描写は時代の社会的価値観を反映しつつ変化を遂げ、多様化が進む一方で、外見偏重の課題が残ると論じた。 |
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講評 | 「男装する女性」の物語上での描かれ方について、ジェンダー論の観点から論じてくれました。これについては本学の佐伯順子先生もご著書を書かれていますが、先行研究をよく理解して、自分なりの結論を導いてくれたと思います。 |
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キーワード1 | 男装 |
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キーワード2 | LGBTQ+ |
キーワード3 | ジェンダー |
キーワード4 | ジェンダーレス |
キーワード5 | ポリティカル・コレクトネス |