学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 松山 一紀 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | アパレル販売に行けるリアル店舗環境が消費者の購買意欲に与える影響 |
内容 | 本論文では、アパレル業界における販売員のあり方について考える。 近年、時代の変化や新型コロナウイルスの流行などに伴い、物の価格や需要が変化した。様々なモノの価格が上昇する中で、アパレル産業の値上げに関しては、比較的緩やかであり上昇産業であるともいえない。自身の販売員経験をきっかけに、このような状況に問題意識をもった。アパレル業界にはどのような変化が起こっているのか調査をする中で、販売者側と消費者側の行動にはずれが生じていると考え、両者の考えにはどのような違いがあり、そのずれをなくすことで売り上げを向上させることは可能なのか、また店舗において接客をされることに対してマイナスイメージをもつ人は多いがその原因を消費者の購買意欲や、店舗における心理についてから考察する。店舗で「接客をされたくない」と思うが「接客は必要だ」と考える人が多く、販売員は現在の接客の仕方を見直す必要があるのではないかと思った。店舗における販売員の行動を改善することで、アパレル業界の将来が明るくなるのかについて考えたい。 |
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講評 | 近年、リアル店舗でのアパレル販売が苦境に立たされているという。ECの普及により、実際に店舗に訪れる顧客が減少していると言うのである。また、一般的な顧客は販売員による接客に対して、ネガティブなイメージをもっているらしい。顧客は、静かに買い物がしたいのだ。しかし、本当に顧客は販売員による接客を望んでいないのであろうか。自らも、アパレル業界で販売員として働いているからこその危機感が感じられる論文である。大学生を対象とした調査の結果、顧客は必ずしも接客を望んでいないわけではなく、必要な時に適切な接客をしてほしいと望んでいるという半ば矛盾した態度が明らかになった。論文の構成など、もう少し早めに準備しておけば、より優れた論文になっていたであろう。 |
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キーワード1 | アパレル産業 |
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キーワード2 | 販売員 |
キーワード3 | 消費者 |
キーワード4 | 購買意欲 |
キーワード5 | 接客 |