学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 寺井 基博 | 年度 | 2024年度 |
---|---|---|---|---|---|
タイトル | コロナ禍におけるテレワークと現状 |
内容 | 本論文では、コロナ禍における企業のテレワークの利用について整理し、コロナ禍が収束した現在を示した。テレワーク実施の背景として「テレワークに適した業務であるか」「テレワーク制度の整備」「ICT環境の整備」に注目し、テレワークのメリットとデメリットについて比較して、コロナ禍の働き方をまとめた。メリットとしては、「感染症対策」はもちろんのこと「通勤時間がなくなる」「仕事に集中できる」「家族との関係が良くなる」ことがあった。一方で、デメリットとして、「コミュニケーションが難しい」「仕事とプライベートの境界があいまい」「部下評価の難しさ」があった。さらに、コロナ禍が収束した現在においては、企業がこれらのメリット・デメリットについて検討し、テレワークの継続を判断しているという考えを述べた。そのような中で、労働者はコロナ禍が収束したあともテレワークを継続したいと考えている人が多数であり、ワークライフバランスなどを大切にしたいと考えていた。そして、これから労働者になる就職活動中の学生は、自身が理想とする働き方を実施している企業を希望することができるようになり、企業選択の幅が広がるのである。 |
---|
講評 | 本論文は、コロナ禍およびコロナ後のテレワーク実施状況を、企業と労働者双方の視点から評価した論考である。テレワークには、「通勤時間がなくなる」「仕事に集中できる」「家族との関係がよくなる」という評価がある一方で、「コミュニケーションがなくなる」「仕事をプライベートの境界が曖昧になる」「仕事の評価が難しい」という否定的な意見もあり、その評価は相半ばという状況にある。しかし、筆者は、コロナ後もテレワークを実施して厚労大臣表彰を受けた企業の例を取り上げて、労働者の働き方を広げる一つの選択肢としてテレワークを評価している。これから実務経験を重ねる中で、働き方の選択肢を広げる制度につて考えてもらいたい。 |
---|
キーワード1 | テレワーク |
---|---|
キーワード2 | 新型コロナウイルス |
キーワード3 | コロナ禍 |
キーワード4 | |
キーワード5 |