内容 |
本論文ではAIは人間の仕事を奪う存在であるのかを明らかにすることを目的としている。2章では、AIが企業にどのように活用されているのか具体的な例を挙げている。挙げた例に共通することは、AIは人の仕事を奪う存在というよりかは、人の仕事の負担を減らし、人をより働きやすくするためのツールであるということであった。3章では、これまでの産業の発達の歴史を振り返り、機械化などによって仕事を失うことがあっても、人々はまた新たな仕事に就いてきたことを確かめた。これまでとは異なる産業に従事した人々もいれば、機械化などによって生まれる新たな仕事に就いた人々もいただろう。機械化により産業を発展させてきた歴史から、AIも今後の産業を発展させるツールになると予測することもできた。4章から5章では、実際にAが活躍する場面を挙げ、AIは得意とすること、逆に人にしかできないことの例を挙げている。6章では、ホテル業界を例に挙げ、AIの活用によって人が転職を決めるような不満を解決できるのかを考察した。7章では、データから日本の企業・国民におけるAI活用が他国より遅れているが、「使い方が分からない」や「使ってみたい」と回答する人が多いことから、潜在的なニーズは高いことが明らかになった。このことから、今後更なるAI活用にて産業の発達が見込める可能性があると考えた。 |