学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 寺井 基博 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 人手不足解消のための人事制度" |
内容 | 近年、日本の少子高齢化の影響による人手不足の減少が問題となっている。これに対応するためにも人手不足を解消し、生産性を維持あるいは向上、日本の技術を保持あるいは洗練させていく必要があるのではないだろうか。 本稿では人手不足に対応する施策として、外国人高度人材の採用、AI活用による人材最適配置及び人材育成による業務効率化を通して、人手不足に対応する施策を模索していくことを目的とする。 人手不足を解消していくためには、従来の日本企業の人事制度を改良し、新たな人事制度を作っていく必要があるのではないだろうか。しかしそれを達成するためには、外国人高度人材と日本人労働者双方にデメリットがあってはならず、問題点が無いよう調和する状態を目指す必要性がある。そのためには外国人高度人材のみに着目するのではなく、日本人労働者にも目を向けなければならない。 本稿では、まず1章で人手不足の現状、外国人高度人材を確認し、2章で現状の日本企業の人事制度に触れた上で、3、4、5章各種評価制度及びシステムを検証し、最終的にどのような人事制度が想定されるのかを6、7章で述べていくこととする。" |
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講評 | 本論文は、人手不足解消の一つの選択肢としての高度外国人材の活用事例を考察した論考である。社員のスキルベースを基準に成り立つスキルベース組織という概念に着目して、さらにタレントマネジメントによって各従業員がもつスキルや能力を適切に把握することで組織を活性化しようとする試みに焦点があてられている。能力は目標を達成する職務遂行能力のことであり、他方スキルとは訓練によって得られる特殊な技能や技術であって目標達成という縛りはない。この点で両者には大きな違いがある。職務遂行能力を基本として成り立つ日本の職場に、スキルベースという概念を組み入れることが果たしてできのか、この点についての検証が求められるだろう。 |
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キーワード1 | 人手不足 |
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キーワード2 | 外国人高度人材 |
キーワード3 | AI活用による人材最適配置及び人材育成による業務効率化 |
キーワード4 | |
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