学科	産業関係学科	ゼミ教員名	樋口　純平	年度	2024年度
タイトル	日本企業のIT人材獲得について

内容

本論文では、日本企業におけるインドIT人材の獲得と定着戦略をテーマとし、日本のIT労働力不足問題に対するインド人材の可能性を探究した。本研究では、日本の少子高齢化による国内労働力の減少とインドの急速なIT人材供給増加に注目し、両者をつなぐ人材獲得戦略の現状と課題を分析する。特に、日本企業がインド人材を採用する際に直面する文化的・法的・コミュニケーションの違いに焦点を当て、長期的な定着を実現するための具体的な改善案を提案した。研究の背景には、筆者が大学で取り組んだインドの労働関係に関する調査があり、特にマルチスズキの労働関係事例から学んだ日本企業特有の課題が基盤となっている。研究目的は、日本企業がインドIT人材を効果的に採用し、多様性とイノベーションを活かして経済成長を促進する持続可能な戦略を提言することである。本研究は、日本企業が国際的人材市場で競争力を持つための重要な知見を提供する事を目的とする。

講評	日本企業がインドのIT人材を獲得し定着させるための課題と対応について考察した。学生研究報告会で発表したゼミプロジェクト（インドの労使関係）から，高度人材にフォーカスを移しての卒業研究は，インドの雇用をめぐる著者の見識を広げる有意義な展開となった。一方，自身の論理的構成力の弱さについては，努めて改善すべきである。

キーワード1	インドIT人材
キーワード2	人材獲得
キーワード3	グローバル人材管理
キーワード4	IT人材不足
キーワード5	異文化マネジメント