学科 | 産業関係学科 | ゼミ教員名 | 樋口 純平 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 女性のキャリア形成と海外勤務 ―女性駐在員の事例を中心に― |
内容 | 日本における女性活躍推進は、依然として非正規雇用や管理職割合問題のような多くの課題に直面しているが、女性駐在員に関する内容はさほど取り上げられない。グローバルな経営戦略を考える日本企業にとって、女性を含めた多様な人材の能力を最大限に活用することは大事である。しかしながら、実際のところ小林(2023)が実施した調査によると、日系海外子会社221社のうち、海外駐在員として女性が派遣されている企業はわずか19%にとどまっている。小林(2024)によると「海外駐在に適した資質を持つ人が少ない(26%)」「社内に海外駐在希望者が少ない(25%)」と企業は課題視している。一方でインタビュー調査によると、女性のグローバル活躍を推進するためには、企業が平等な機会提供、女性特有の支援体制の整備、帰任後のキャリアパスの明確化、無意識のバイアスの排除が必要であることが導かれた。これにより競争力を高め、女性の社会進出を促進することが求められると分かった。 |
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講評 | 女性活躍という国内外での関心が高い分野で,特に女性駐在員の現状と課題について検証するというユニークな課題設定を行った。文献資料の制約に苦心しながらも,構成を工夫しインタビュー調査をうまく活かしながらまとめ切った。卒論執筆の経験が,今後の自身のキャリアにも活かされるであろうことを感じさせる労作である。 |
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キーワード1 | 女性駐在員 |
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キーワード2 | グローバル |
キーワード3 | 女性活躍推進 |
キーワード4 | 海外勤務 |
キーワード5 |