学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 鈴木 良 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 「音のない」世界で生きる人々の生活環境とは ろう者が使うコミュニケーション手段の可能性と有効性 |
内容 | 本論文では、生まれつき音が聞こえない聴覚障害者の暮らしを知るため、社会での様々なコミュニケーション課題や生活支援制度に着目した。 この論文は実習先での出来事、調査資料の一つとなった単行本の「異なり記念日」、その他の論文から得た情報をもとに、生活面、労働面、育児面などから聴覚障害者の暮らしぶりについて紹介していく。 聴覚障害を多方面から説明していく中で、この論文を読み終える時には、耳が聞こえないことをマイナスに捉えるのではなく、個人の一つの「個性」であると理解してもらえれば嬉しい。何故ならば自分自身、大学1年生での実習や本論文を書くにあたって聴覚障害が一つの個性であると気づかされ、「ことば」の表現は口頭以外にもあるのだと学んだからだ。この気づきから、障害の有無に関わらず人と接するときは幅広い視点でコミュニケーションをとるよう心がける必要があると感じる。そのコミュニケーション方法に関しても本論文で紹介していきたい。 |
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講評 | 本研究では、生まれつき音が聞こえない聴覚障害者の暮らしを知るため、社会での様々なコミュニケーション課題や生活支援制度に着目したものです。実習先での金原さん自身の経験や、論文から得た情報をもとに、生活面・労働面・育児面などから聴覚障害者の暮らしについて具体的に記述されています。研究手法としては、実習先でお世話になった施設の関係者にインタビューをしています。 こうした経験を通して、耳が聞こえないことをマイナスに捉えるのではなく、個人の一つの「個性」であると理解してもらえれば嬉しいと筆者は述べています。この理由としては、実習を通して聴覚障害が一つの個性であると気づかされ、「ことば」の表現は口頭以外にもあるのだと学んだからだからだと言います。このような気づきから、障害の有無に関わらず人と接するときは幅広い視点でコミュニケーションをとるよう心がける必要があると筆者は結論づけています。 実習先での聴覚障害のある当事者との関係から、一つの個性として障害を捉えることに重要性に気づいてるようでした。このような考え方は障害学では、文化モデルと言われます。筆者が大切にする個性として捉える見方が、社会に広がることを願っています。 |
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キーワード1 | ろう者、 |
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キーワード2 | |
キーワード3 | 手話 |
キーワード4 | コミュニケーション |
キーワード5 | 情報保障 |