学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 鈴木 良 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 自閉症児へのことばの教室における療育方法について |
内容 | 近年、自閉症を持った子どもたちが増加傾向にある。これにともなり、自閉症の子どもたちへの支援施設が増加している。しかしながら、自閉症の子どもたちへの療育方法は確立されていない。また、当事者やその家族に焦点を当てた研究が十分に行われていない。 そこで本研究では、自閉症の子どもにおける必要な療育方法のあり方について明らかにしたい。 研究方法としては、木村哲子によることばの教室を対象に、当教室に通っていた兄と母にインタビューをおこない、筆者の経験も踏まえて、分析した。 この結果、1)幼少期から脳を刺激させる発音練習や身体を動かすこと、2)両親が子どもの手本となり、一緒に参加すること、3)障害の有無に関わりなく周りの子どもたちと関わることが重視されていることが明らかになった。 |
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講評 | この研究では、自閉症の子どもにおける必要な療育方法のあり方について明らかにしたものです。研究方法としては、木内哲子によることばの教室を対象に、当教室に通っていた筆者の兄と母にインタビューをおこない、自らの経験も踏まえて、分析されました。この結果、1)幼少期から脳を刺激させる発音練習や身体を動かすこと、2)両親が子どもの手本となり、一緒に参加すること、3)障害の有無に関わりなく周りの子どもたちと関わることが重視されていることが明らかにされました。 近年、自閉症や発達障害を持った子どもたちが増加傾向にあり、自閉症の子どもたちへの支援施設が展開しています。ことばの教室は、まさにこうした療育の先駆的な取り組みであり、現在も継続して実施されています。木内哲子という療育者の実践がどのように行われてきたのかということについて、家族の経験から明らかにしたものは皆無といえます。ことばの教室がどのような考え方や方法によって実施されてきたのかということを知る上でも本研究は貴重な資料を提供しています。 |
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