卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名小野セレスタ 摩耶 年度2024年度
タイトル児童虐待が与える影響と適切な支援
内容 現在の社会における虐待問題の現状から虐待のかかわる保護者とその子どもに焦点を当てた。虐待相談対応件数は毎年増加し続けており、令和4年度には20 ,7660人を超え、平成12年度からは訳11.7倍増加している。これは人々の間で虐待への認識が高まり、虐待を発見しやすい社会になった結果であることが明らかになった。また、虐待が子どもに与える影響は大きく、子どもが学校に行きたくない原因の一つであるいじめへと発展したり、その後不登校へと繋がっている可能性が高い。また、実際に虐待発生の事例を取り上げることで、保護者側の要因が大きいことが明らかとなった。さらに、周囲を取り巻く環境も虐待と関連しており、社会的な孤立は虐待へとつながることが明らかになった。これらを踏まえ、加害者支援と被虐待児への支援を保護者側の心理、子ども側の心理に着目して考察を行った。
講評  児童虐待とは何かという基本的な事項から、児童虐待が与える影響、発生要や加害者支援、被虐待児への支援などについ、まとめた論文である。毎年のように法改正され、理解しにくくなっている実態や支援の現状についてよく調べられている点が評価できる。
キーワード1 虐待の認識
キーワード2 発生要因
キーワード3 虐待の連鎖
キーワード4 社会的支援
キーワード5