卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名小野セレスタ 摩耶 年度2024年度
タイトル日本の高齢者支援における化粧療法の効果と可能性
内容 現在の日本は高齢化が急速に進み、高齢化の進行による単身高齢世帯の増加と孤立化が大きな課題となっている。これらの課題を解決するためには地域社会の「つながり」の構築や高齢者の生きがい向上が必要である。課題解決のための手段として、高齢者の「おしゃれ」への関心を踏まえ、本論では心身の健康や外向性の向上等の効果を持つ化粧療法に注目する。また、現状の化粧療法に関する働きについて、日本の大手化粧品企業による化粧療法に関する研究への積極的な取り組みが明らかとなった。更に今後、化粧療法の安全な施術のために臨床化粧療法士の活躍が期待できる。以上から高齢者支援における化粧療法の可能性について考察し、化粧療法が社会に浸透することでその効果を受給可能な高齢者の増加が期待でき、より多くの高齢者の心身の健康、生活の質の向上に繋がると結論付けた。
講評  化粧療法への強い関心から、たくさんのやや難解な専門的な論文にも複数チャレンジし、化粧療法の効果について丁寧にまとめようとしている。また、高齢者支援を中心としながらも、他分野(障害者や病気とともにある人、子どもなど)への効果についても触れており、他分野、とくに子どもへの援用や効果についても言及しようとしている点が評価できる。
キーワード1 高齢社会
キーワード2 孤立化
キーワード3 化粧療法
キーワード4
キーワード5