卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名野村 裕美 年度2024年度
タイトル精神障害者に対するマスメディアを通しての影響
内容 今日、障害者に対する偏見がインターネット上に広まっていることが伺える。このような偏見は知識不足や接点不足によるものであり、私は精神障害者に対するイメージを形成するうえでの情報源はメディアが担っていると考え、調べた結果多くは精神障害者が関連している事件がイメージ形成にもっとも影響を加えていることがわかった。
研究方法として過去起きた事例である「ライシャワー事件」「付属池田小事件」「相模原障害者殺人事件」の3つの報道とその社会への影響に関して研究した。そこから考察し、1)通院歴や病歴報道は精神鑑定等を受けたうえで犯罪との関連性が見られた場合のみ報道すること 2)匿名性は極力健常者と同等の条件とし、障害者を特別な存在として扱わないこと 3)メディアが与える社会への影響力は絶大であるため、精神障害者の苦悩や事件だけでなく、精神障害者の日常的な風景を積極的に報道していくことの3点が重要であると考察した。
講評 精神障害についての社会の側が伝える際の責任性について、実際の事件報道を考察の対象にして丁寧な文献調べにより取り組むことができた。
キーワード1 精神障害者
キーワード2 報道被害
キーワード3 スティグマ
キーワード4 匿名報道
キーワード5 メディア