卒業論文詳細

学科社会福祉学科 ゼミ教員名郭 芳 年度2024年度
タイトル韓国の今後の少子化対策の方向性を考える
内容  少子高齢化が進み、人口減少と地方都市消滅などの危機に直面している韓国は、世界で初めて人口消滅の危機を迎える国と評価されている。近年現れている急激な少子化現象は、すでに全国民に危機感をもたらしている。すでに韓国の少子化問題は社会全般にわたってさまざまな副作用を引き起こしており、その結果、かつてないほど少子化現象に対する理解と対策の策定が求められている。
 本論文では、韓国の少子化問題の現状と、その原因や背景について分析し、韓国の少子化問題に対する理解を深めるとともに、韓国の少子化対策が抱えている様々な課題について論ずる。また、少子化に関する従来の視点だけでなく、少子化を捉えるさまざまな新しい視点についても紹介し、議論を行う。そして、この内容を基に、今後韓国が少子化問題にどのように対応していくべきかについて論ずる。
講評  本論文は、韓国が直面している深刻な少子化問題を多角的に分析し、その原因や背景、対策の課題を明確化した点で非常に興味深い内容である。従来の視点に加え、新しい視点を取り入れた議論は、少子化問題への理解を一層深めるとともに、現行の対策に対する批判的検討を促している。本研究は、韓国だけでなく、同様の課題を抱える諸国にも広く参考となる貴重な知見を提供しており、国際的な意義を有するものと言えるだろう。
キーワード1 出生率
キーワード2 首都圏一極集中
キーワード3 韓国の少子化対策の現状と課題
キーワード4 少子化を捉える別の視点
キーワード5 今後韓国の少子化対策が目指すべき方向性