学科 | 社会福祉学科 | ゼミ教員名 | 郭 芳 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 社会における認知症理解の現状とその対応策 -認知症対策の分析を中心に- |
内容 | 超高齢社会を迎えた日本における課題の一つに「認知症」がある。高齢者数の増加に伴い、認知症の有病者数も増加し、今後さらに大きな問題になっていくことが懸念されている。一方で、「認知症=何もできなくなる」という誤った認識が依然として存在し、認知症理解が進んでいない現状が存在する。そのため、認知症になっても今までと変わらない生活を過ごしていくためには、認知症に対する正しい理解の普及が求められる。 そこで本研究では、これまで制定された3大認知症施策、すなわち⑴オレンジプラン、⑵新オレンジプラン、⑶認知症基本法を取り挙げ、制度の変遷を通したそれぞれの施策の特徴や変化点を分析した。また、これらの対策に基づいて国や自治体、企業が実施している具体的な取り組みについても整理した。認知症理解促進のためには、政府による認知症施策のみならず、地方自治体等の民間機関による対策の実施によって深まっていくことを論じていく。 |
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講評 | 本論文は、日本の認知症施策の変遷を分析し、その特徴や変化を体系的に整理した内容である。オレンジプラン、新オレンジプラン、認知症基本法という3大施策を取り上げ、それぞれの意義や進展を明らかにしたことで、認知症対策の全体像を把握しやすくしている。また、国や自治体、企業による具体的な取り組みを整理した点は、施策の実効性を考察する上で重要である。本研究は、認知症に対する正しい理解の普及、特に、認知症施策の今後の発展に向けた示唆を与えるものとして評価できる。 |
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キーワード1 | 認知症 |
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キーワード2 | オレンジプラン |
キーワード3 | 新オレンジプラン |
キーワード4 | 認知症基本法 |
キーワード5 | 高齢者 |