卒業論文詳細

学科教育文化学科 ゼミ教員名兒島 明 年度2024年度
タイトル東九条地域と教会をめぐる接触と葛藤 ―牧師のライフストーリーに注目して―
内容 本稿の目的は、京都市南部の東九条地域に位置する、在日大韓基督教会京都南部教会を 巡って生じている接触と葛藤を、牧師のライフストーリーを踏まえて考察することである。 まず、移民と宗教をテーマとする先行研究の中から、特にコリアンとキリスト教の関係性 を問う先行研究を中心に整理する。その後、在日大韓基督教会京都南部教会の牧師を務め た経験を持つ二名に、ライフストーリーと教会の地域活動に関するインタビューを行った。 その結果、教会が持つ二つの多様化の側面が明らかとなった。第一に、教会の地域活動に 関わる人々の背景が多様化である。第二に、教会内部のコリアンコミュニティの多様化で ある。コリアンに限定されない人々が教会に関わる現実がある一方で、教会の中核を担っ ているのはコリアンである。牧師自身の在日コリアンとしての人生経験が、牧師の教会内 のコリアンコミュニティを捉える際のまなざしに反映されている。
講評 植民地支配の歴史とさまざまな越境移動が交差し、独特の磁場を形成してきた東九条地域で継続的なフィールドワークを行なってきたからこそ出会えたテーマだったと思います。本研究では、その独特の磁場における「接触と葛藤」が集約された教会に注目したわけですが、強く興味を掻き立てられる一方で、容易な解明を拒むものとして経験されたのではないでしょうか。しかし、牧師2名の貴重な語りは、間違いなく依頼者の真摯な関わりの賜物です。
キーワード1 牧師のライフストーリー
キーワード2 教会における接触
キーワード3
キーワード4
キーワード5