学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 奥井 遼 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 東南アジアに教育を普及させるためには ーインドネシアとラオスの教育事情からー |
内容 | 本稿ではインドネシア共和国(以下、インドネシア)とラオス人民民主共和国(以下、ラオス)における現状を基に、東南アジアにおいて教育を普及させる方法を考慮した。この研究は、高等学校在学時代から今日に至るまでの筆者が自身の経験から、教育の必要性及びに東南アジアにおいて教育を普及させたいと考えたことが発端である。本稿では、本当に教育は必要なのかという点からスタートし、フィールドワークと合わせて先行研究や統計データを分析し論を進めた。また、急速に発展が進む東南アジアにおいて、実際に現地の空気感を感じつつ、インドネシア人、ラオス人へのインタビューを行い、教育を受けることの重要性を再考する。これにより、「学校に通い、教育を受けることに学び以外のメリットを作る」ということが、教育を普及させる糸口であることが明らかになった。 |
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講評 | 東南アジアでの教育ボランティアを高校時代から行ってきた筆者が、経済発展が進むアジアでの教育問題を広く論じた。政府統計資料などを用いて、とりわけ就学率の経年変化などを分析した上で、現地調査を含めた聞き取り調査を行なった。留学を含め充実した高等教育の制度が整いつつある一方で、「学校へ通う」ことの意義が地域によって見出されないこともあるという問題を指摘した。本稿全体を通してやや概略的な議論に終始しているという問題はあるが、他方、新型コロナの影響により長期間の活動を実施することが叶わない中、インドネシアをラオスにたびたび足を運び、少ないながらインタビューを試みた継続的努力は高く評価される。今後、筆者の望む活動が展開されていくことを願ってやまない。 |
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キーワード1 | 教育格差 |
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キーワード2 | 発展途上国 |
キーワード3 | 多民族国家 |
キーワード4 | 多文化共生 |
キーワード5 |