学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 奥井 遼 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 音楽聴取スタイルの変化とライブ現場 |
内容 | 本稿では、音楽を大きなテーマとして取り上げる。音楽を「音楽業界全体の変化」と「ライブ現場」の2つの観点に分け考察を深める。音楽は時代や生活スタイルによって様々な聴かれ方をしてきた。これらの聴かれ方の変化により音楽を作り出し売り出す側にも変化が生まれた。また、この変化はライブ現場にももたらされた。1つの変化によってもたらされた複数の音楽業界の変化について考えていく。また本稿では、幅広いジャンルがある音楽の中からロックバンドが奏でる音楽をメインに取り扱う。近年、ロックバンドがテレビなどに出演する機会が増えたり、SNSでの露出が増えたりと脚光を浴びる機会が増加している。また、筆者自身がロックバンドが好きでライブハウスへよく足を運んでいるため、約3年間で参加してきたライブハウスでのライブおよびフェスにおいてこの3年で感じた変化や雰囲気を文字として書き起こすことで自身が参加してきたライブ現場を見つめ直すきっかけにすると同時に、ライブハウスへの敷居の高さを解消したい。 |
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講評 | スマートフォン上の配信サービスで音楽を聴くというスタイルが定着しつつある今日ではあるが、ライブ会場に足を運んで音楽を楽しむ人の数は、減少どころか増加している。本稿は、「ライブハウス」や「フェス」といった現場における音楽聴取の様子を改めて観察することで、近年のライブ会場におけるファンたちのライブ中の行動を明らかにしようとする論考である。理論的な貢献がやや手薄ではあるものの、音楽メディアの変容についての広範な下調べを土台として、「コアなファン」と「にわかファン」の行動の違いや葛藤を描き出そうとする視点には、ライブ会場で日ごろ音楽を楽しむ筆者ならではの音楽への向き合い方がよく表れている。 |
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キーワード1 | 音楽 |
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キーワード2 | ストリーミング |
キーワード3 | ライブハウス |
キーワード4 | フェス |
キーワード5 | ライブ |