卒業論文詳細

学科メディア学科 ゼミ教員名樋口 摩彌 年度2024年度
タイトルKPOPから学ぶ日本の音楽業界の今後
内容 日本はこれまで、世界第2位の大きな音楽市場規模を有していた。しかし、近年その成長率はマイナスになっている。逆にKPOPアイドルは積極的な海外進出を通して著しい成長を遂げているため、KPOPの活躍からヒントを得て日本の音楽業界の今後の成長に繋げていくための提言を本論文を通して行っている。
講評 本論文は、KPOP音楽とJPOP音楽を比較研究し、日本の音楽業界の発展の展望を論じたものである。総評として、全米をはじめ、世界に進出して飛躍するKPOP音楽に着眼し、その進出過程を実証的に明らかにした点は評価できる。またKPOP音楽とJPOP音楽の違いを、フィジカルディスクつまり音楽コンテンツとCD
などのハード面の違いを言及しているのは興味深い。またインタビューを実施し、ファンがKPOP音楽とJPOP音楽、それぞれの音楽に触れているかについて、明らかにした点も評価できる。
またこうした実例を挙げることで、今後のJPOPの可能性を言及している点も評価できる。

一方、改善点としては、本論では先行研究の提示が少ない。それにより、これまでの論調が見えにくくなっている。
またこれまでの研究や評価の蓄積が不明瞭で、本研究の先進性が分かりづらくなっている。
先行研究のほか、評論やコラムなど、さまざまな先行研究や資料を上げることで、
本論はさらに層が厚い研究になるであろう。
キーワード1 「KPOP」
キーワード2 「JPOP」
キーワード3 「音楽市場」
キーワード4
キーワード5