学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 越水 雄二 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | セシリア運動にみる音楽の持つキリスト教的意義の検討 |
内容 | 本論文は西洋音楽の歴史とキリスト教の関連から、音楽の持つ教会的意義を明らかにすることを目的とする。西洋音楽はキリスト教の教会にその起源を持つ。キリスト教と音楽との関係性は他の宗教には見られない特異なものであり、キリスト教音楽それ自体の一文化としての発展にその特異性が覗える。キリスト教において音楽に期待された意義を明らかにするため、19世紀のドイツで教会音楽の世俗的傾倒に対抗した改革運動であるセシリア運動に焦点を当てた。運動の参画者による議論の検討から、キリスト教において、音楽には人々を一つの方向に導くことが求められたことを明らかにすることができ、また、その意義に沿うべく、教会音楽には教会の秩序に則った感情表現が求められたことが覗えた。以上のような音楽に対する要求は、19世紀のキリスト教会にとどまらず、現代の音楽教育においても同様の期待が見てとれる。セシリア運動における議論の視点から、現代の音楽教育に見える課題を論じるところまでが本論文の要旨である。 |
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講評 | セシリア運動という一般にはあまり広く知られていない音楽史上の動向をテーマに取り組んだ興味深い論考である。ただし、19世紀のセシリア運動に関する知見に基づいて現代の音楽教育をめぐる議論を展開できる範囲は限定されるであろう。 |
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キーワード1 | 西洋音楽 |
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キーワード2 | 宗教音楽 |
キーワード3 | キリスト教 |
キーワード4 | セシリア運動 |
キーワード5 |