卒業論文詳細

学科教育文化学科 ゼミ教員名越水 雄二 年度2024年度
タイトル政治における相反性と民主主義の責任 ―ドイツ第三帝国期のナチ党のと現代の極右政党AfDの台頭過程からの考察―
内容 本論文では、1930年代のドイツで台頭したナチ党と、現代のドイツで勢力を拡大する極右政党AfD(ドイツのための選択肢)の比較を通じて、異なる時代における政治が抱える共通の課題や民主主義体制における民衆の責任について考察する。筆者自身がドイツの現地に訪問する中で東西統一後も残る地域間の格差や社会的分断が現代の極右政党AfDの台頭に与えた影響を示しつつ、ナチ党とAfDの両政党の特徴や支持基盤を分析した。第一章では、ナチ党が戦間期の経済危機や社会的混乱を利用して支持を拡大し、独裁体制を確立するまでの歴史的背景を整理する。第二章では、ナチズムが民衆に浸透していった要因を優生思想や汎ドイツ主義、プロパガンダといった具体例を挙げて分析した。第三章では、AfDの成り立ちや政策、急速な支持拡大の要因を検討し、ナチ党との共通点と相違点を示した。また、ナチ党の歴史を踏まえ、民主主義体制下で極右政党が躍進する危険性を論じ、現代の民衆に求められる責任について考察した。
講評 民主主義の危機が世界的に認められる今日、重要なテーマに取り組んだ。二つの章を割いて論じたナチ党の台頭に対して、現代のAfD党が支持を拡大している背景については議論があまり深められなかった。この点を今後さらに研究してほしい。
キーワード1 民衆
キーワード2 ナチ党
キーワード3 AfD
キーワード4 民主主義
キーワード5 責任