学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 井上 智義 | 年度 | 2013年度 |
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タイトル | 生徒のやる気を引き出す発話 |
内容 | 本研究の目的は、教師側のどのような発話が生徒のやる気を引き起こし学習に対する動機付けをさせるかについて、学年・生徒のパーソナリティ特性・ジェンダーの差から検討することである。個別塾に通う小・中学生15人を対象とし、90分授業の中での発話内容を恣意的に変えた時の反応が参与観察された。観察の目的は授業の中での会話を通じてどのような発話が最も効果的であるかを調べる為である。ノートに記録する直説を使用し会話内容と生徒の反応を細かく書き込まれた。反応とはしぐさ、姿勢、集中力等の授業態度や課題達成度である。特筆すべき結果は、ジェンダーや学年により発話方法を変える必要があった点である。女子生徒は男子生徒と比較すると悲観的で自信をすぐに失いがちだが、男子生徒は間違いに対して楽観的な傾向にある。また小学校低学年の生徒には励ます事を、小学校高学年・中学校の生徒には自信をつけさせる事が大切であると示唆された。 |
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講評 | 塾講師をしている著者が、その体験に基づき、生徒との会話を記録し、語用論の観点から分析したもの。 |
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キーワード1 | 動機付け |
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キーワード2 | パーソナリティ |
キーワード3 | 発話 |
キーワード4 | ジェンダー |
キーワード5 | 生徒 |