学科 | メディア学科 | ゼミ教員名 | 竹内 幸絵 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | リモートウェディングの形式はアフターコロナの時代に流行するのか |
内容 | 本論文はリモートウェディングの流行の可能性について考察したものである。先行研究ではコロナ禍によりリモートウェディングの有効性が指摘されていたが、アフターコロナの時代においても流行するのかを再検討する必要があるとした。本研究ではリモートウェディングの6つのタイプに分類し、10代後半から20代前半の未婚男女を対象にアンケートを実施した。その結果、完全オンライン型や完全オンデマンド型、メタバース型の需要は低く、対面・オンライン併用型や対面・オンデマンド併用型は一定の支持を得た。また流行には「結婚式をあげたい動機」と「結婚式のスタイル」の相関が影響することがわかり、特に「家族や友人に感謝を伝える」や「憧れ」といった動機を実現できる併用型のスタイルがl今後流行するだろうと考察することができた。今後、メタバース技術が普及すれば新たなスタイルとして浸透する可能性もあることや、結婚式を挙げ内装へのアプローチが今後課題になるだろう。 |
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講評 | リモートウェディングという新形式にかかる先行研究(2019~)はいずれも肯定的(流行する可能性が高い)に結論付けている。筆者は結婚式の変遷史を纏めるうちに、それらが動機と流行の関連を跡付けていないことに強い疑問を持った。加えて先行研究は、リモートウェディングの種別を分類せず論じている、そしてアフターコロナの議論もまだない。この3つのリサーチクエスチョンを解明すべくアンケートを中心に調査・分析、リモートウェディングの近未来について考察する論文として完成した。研究の途中では論文の構成や目的に迷いが生じたが、最終的には未来志向の筆者らしい、わかりやすい構造の論文として成功した。前半の結婚式の変遷史(日本の結婚式史)はそのまま若者の結婚観の変遷史としても読むことが出来る深みを持っている。 |
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キーワード1 | リモートウェディング |
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キーワード2 | 動機 |
キーワード3 | アフターコロナ |
キーワード4 | メタバース |
キーワード5 | オンデマンド |