学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 中川 吉晴 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 笑いはなぜ起こるのか ー理論を越えたお笑いのテクニックー |
内容 | 日本では昔から言葉にして教えなくとも学び取る教育方法が存在した。師匠の姿を見て自分で真似をして習得していくという方法だ。その1つとして「お笑い」がある。みながそれぞれ師匠を見つけワザを盗み、自分も人を笑わせられるようになる。笑わせる理論は昔からいくつか存在する。実際に漫才を見ていても必ず笑ってしまうパターンが確立している。 本研究では、理論を越えたテクニックが現代に現れているかどうかを調べていく。実際にお笑いライブに行ったり、配信で閲覧したりする方法を取った。理論を越えたテクニックとは、誰でも笑うような小さな笑いのテクニックというよりも、目の前の観客が一番笑ってくれるように考えられているテクニックである。特に言葉遣いに関しては、受け継がれてきた笑わせ方よりも、育ってきた環境やその人自身の言葉遣いが笑いを生むきっかけにもなっていることがわかった。 |
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講評 | 本論文は、お笑いにおける笑い発生の仕掛け(テクニック)を詳しく分析したものである。最初にベルクソンとフロイトによる笑いの理論をとりあげたのち、漫才の具体例を示しながら、お笑いをつくりあげるテクニックのなかから、つかみとことばに着目している。本論文はお笑い文化の特質をよくとらえていると言える。 |
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キーワード1 | 笑い |
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キーワード2 | 漫才 |
キーワード3 | テクニック |
キーワード4 | つかみ |
キーワード5 | 言葉 |