学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 入試形態の違いがもたらす大学での学習態度の違い -一般入試入学生と内部推薦入学生の比較から- |
内容 | 2009 年に 4 年制大学の進学率が 50%を超え、2023 年には 57.7%となっている。大学はユニバーサル化により、事実上、希望すれば誰もが大学に入学できるようになった。高校と大学の学びの接続の一貫として、入試方法の多様化も進み、指定校推薦やAO入試を使用して入学者選抜を行う大学も多い。高大接続の動きが強まる中、日本は戦前から「内部進学制度」が存在している。そこで筆者は同志社大学にもある「内部進学制度」に着目した。内部推薦入学者と一般入試入学生との比較から、成績の差や学習態度について差異が現れるのか、内部進学制度が高大接続にどのような効果をもたらしているのかを明らかにしたいと考えたからだ。一般入試入学者、内部推薦入学者にインタビューを実施したところ、内部推薦入学生は一般入試入学生に成績が劣っていないことや、大学入学後も継続して自主的な学びを行っていることが分かった。 |
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講評 | 入試形態の違いがもたらす大学での学習態度の差異というテーマを一般入試学生と内部推薦学生とを比較することを目的に、質的調査を行っている。あまり、内部推薦学生の高校での学習経験と大学での学習の関連性を明らかにした研究が少ない中で、本テーマは意味がある。なかなか、課題設定が決まらないというようなことがあり、深堀が難しかった部分もあるが、内部進学学生の高校時代の学習経験の意義が知見として得られたことは意義がある。 |
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キーワード1 | 高大接続 |
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キーワード2 | 学習態度 |
キーワード3 | 内部推薦制度 |
キーワード4 | |
キーワード5 |