学科 | 教育文化学科 | ゼミ教員名 | 山田 礼子 | 年度 | 2024年度 |
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タイトル | 「日本の4年制大学における日本人学生・外国人留学生対象の奨学金制度比較及び考察」 |
内容 | 本論文は、日本の4年制大学における日本人学生・外国人留学生対象の奨学金制度を比較、分析し、日本人学生・外国人留学生の奨学金利用状況、意識、そして制度の課題を明らかにすることを目的とする。背景として、近年「奨学金の返済苦」が自殺の原因として統計に加えられたことから、貸与型奨学金に対する社会的関心が高まっている。また、外国人留学生である筆者が「奨学金は借りるもの」という認識に違和感を抱き、なぜそのような認識ができたのかなど、日本の奨学金制度について深く興味を持つようになり、それが本論文を作成するきっかけになった。 本論文では、日本学生支援機構(JASSO)が実施する奨学金制度を中心に日本の奨学金制度を検討し、日本人学生と外国人留学生を対象としたインタビュー調査を実施、その意見を比較、分析する。さらに、調査結果をもとに、今後の日本の奨学金制度のあり方について考えることを目的とする。 |
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講評 | 日本において、留学生を多く獲得するために、奨学金を付けるということが高等教育では当たり前に行われてきているが、留学生の目から見た日本の奨学金制度というテーマから本研究は出発している。また、貸与型奨学金の問題は日本人学生にとって大きな問題となっており、そうした問題を留学生目線から明らかにしようとしている本研究の趣旨と知見は重たい。 |
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キーワード1 | 高等教育 |
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キーワード2 | 奨学金制度 |
キーワード3 | 外国人留学生 |
キーワード4 | 経済格差 |
キーワード5 |